ビジネスパーソンとしての生き方を考える

「会社を辞めたい」から一転。置かれた場所で仕事をどう捉えるか

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現在、コンサルティング会社で働いて4年目を迎える山本亜純さん。

「こんなの自分がやりたかった仕事ではない」「会社辞めたい」社会人ならこれらの言葉が一度は頭をよぎることがあるかもしれません。今回インタビューに応えてくれた山本さんも、そんなことを思っていた一人です。そんな彼女がとある一言で「仕事へ取り組む姿勢が変わった」と言います。山本さんの仕事に対する考え方や取り組む姿勢の変化に着目しました。

■ひたすら「自分のやりたいことは何か」を追い求め走り続けた大学時代

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—山本さんは、どのような大学生活を過ごされたのですか。

山本さん(以下、山本) 私は大学生になったタイミングで愛知から東京へ引っ越してきたのですが、私立の学費と公立の学費を算出し比べてみたら、私立はこんなにもお金がかかるんだ…と衝撃を受けました。これだけの学費を親に払ってもらっているんだから、対価として何かしらの価値を見出だそうと走り続けました。積極的に少人数制セミナーや学外の活動に参加したり、ゼミに力を入れたり、いわゆる「意識高い系」でしたね(笑)
しかし、私の本気でやりたいことは見つかりませんでした。

■希望の会社、部署に入ることができなかった

—なぜコンサルティング会社を就職先に選んだのでしょうか。

山本 正直、今のコンサルティング会社は私の第一希望ではありませんでした。もともとは教育系の会社に入りたかったんです。商学部だったこともあり、入社してからは金融系の会社をクライアントに仕事をすることになりました。実はその配属も全くの希望通りではなく、異動希望も出してはいたのですがそれも叶いませんでした。そういったことから、ここで4年間働いてきました。

■働くことへの価値の変化

—希望ではなかった金融系のコンサル業をするなかで、身についたスキルや出来るようになったことはありますか。

山本 初めは、金融って何に社会的意義を見出だしているのか分からない巨大な組織団体だな、なんて思ってたんです。そんな感覚だったこともあり1年目の時は金融に興味をもてませんでした。しかし3、4年と時間を重ねて携わっていくうちに「金融って日本の経済を支えてる大事なものなんだ。日本の経済の基盤を安定的に稼働させるために私たちがいるんだ」と考えられるようになってきたんです。そして、「社会的意義を見出だしている仕事はなんだかかっこいい」という考えから、「それだけが働く意義ではなく、後輩指導であったりプレゼンだったり、目の前のタスクをこなしていくことで得られる価値もあるんだ」と気付けるようになりましたね。

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■考え方の視点を変えるということ

—もともと自分が描いていた社会へのギャップで苦しむことはなかったのでしょうか。

山本 めっちゃあります(笑)一番気になっていたのは、職場の人が毎日疲れた顔をしていることですかね。職場に対して「何のために働いているんだ」と不満を持つこともありました。けれどその考え方を変えて「どうやったらみんなが笑顔で雰囲気良く働けるか、置かれた環境で自分が周りに出来ることは何か」という風に考えるようにしました。

■がむしゃらに働いてみる

—今後は今の会社で働き続けるのか、それとも転職も考えているのでしょうか。

山本 働き始めた頃は、3年働いてお金を貯めたら行きたかった教育系の会社に転職しようと思っていました。ただ、ふと立ち止まったときに「あれ、うちの会社で何してきたんだっけ。」と素直に思ってしまったんです。実は「どうせ長くここで働くつもりはないから。」と言い訳して自分に言い聞かせていた時期もありました。そんな時に、上司から「何も考えずに一時期がむしゃらに働いてみることも必要だよ。」と言われて、その言葉がすごく刺さって腑に落ちたんです。そこから意識を変えて仕事に取り組んだら何も出来ない自分に気付かされました。

今では自分が知らないことを一つ一つ解決していくことが楽しいですね。「がむしゃらに働く」ってこういうことなんだなと最近はすごく感じています。なので、まず1年間はこの会社でがむしゃらに働いてみようと思っています。働いてみて「本当に私はこの会社でやりきった!」と思えたらまた転職も視野にいれていこうと思います。

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山本さんのインタビュー、いかがでしたでしょうか。置かれた場所で、がむしゃらに頑張ることで得られる人間的成長としての価値。発言がとても爽快ですよね。筆者も、目の前のことにがむしゃらに取り組んでみようと背中を押される気持ちになりました。ここまでがむしゃらな山本さんは一人の人としても女性としてとてもかっこいいと思いました。

=お話を伺った人=

山本亜純(やまもとあずみ):1991年愛知県出身。2013年に慶應義塾大学商学部を卒業し、外資系コンサルティングファームに入社。金融機関をクライアントに証券業界、損保業界のコンサルティング業務に従事。人材育成に興味を持ち、業務外活動として女子学生の育成事業にも携わる。

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ライター紹介

H.T

金融系の会社に就職。社会人3年目。「人には様々な側面がある」というレボキャリの概念に共感し、ジョイン。インタビューを通して色んな人に触れ、生き方の選択肢を読者が広げられるような記事を発信していきたいです。好きなことは散歩、旅行、カフェ&本屋巡り。法政大学卒。

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