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「南米で働きたい」夢を叶えた先に見つけた自分らしいキャリア

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これまで70か国以上を旅行し、ビールをテーマにした世界一周、夫婦でのビールバーの経営などを経験した、旅コンシェルジュの祐子(ゆうこ)さん。豊富な旅の経験を活かし、これまで延べ1万人以上の南米旅行の手配を行ってきました。20代のうちに経験した様々なライフイベント、キャリアの描き方、そして自分との向き合い方についてお話を伺いました。

■中南米への旅行を通して、海外就職への夢を描いた20代

-なぜ中南米での旅行会社に携わっていらっしゃるのでしょうか。

祐子さん 学生時代はアジアを中心にバックパッカーをしていて、新婚旅行で初めて行った南米の心豊かな空気感に惹かれ、住んでみたいと思うようになったんです。新婚旅行でもペルー、グアテマラ、アルゼンチンなどの中南米など約40か国をめぐった世界一周をしました。

南米の土地の雰囲気と、そこに住んでいる人々の幸福度に魅力を感じました。そういったことがきっかけで、中南米っていいな、働きたいな、と考えるようになりましたね。

■自分の人生をシミュレーションし、結果として選択した道

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-現在のお仕事に就く前はどんなお仕事をされていたのでしょうか。

祐子さん 航空会社のグランドスタッフをしていたほか、夫婦でビールをテーマにした世界一周から帰ってきてからは渋谷でビールバーを経営していました。ビールバーの経営は楽しかったのですが、夫婦2人で切り盛りしていたため、夕方から朝方まで起きているライフスタイルが合わず、体がボロボロになってしまいました。そのうち、当時の夫とは、夫婦というよりビジネスパートナーという感じになってしまって。幸せな人生について真剣に考えた時、自分が本当にやりたいことをやりたいと思うようになりました。

-自分のやりたいことに改めて気づかれたとき、祐子さんはどうされたのでしょうか。

祐子さん 29歳の時、夫に海外で働きたいという夢を伝えました。その時夫は2年なら待ってくれると言ってくれたので、結婚したままエクアドルへ行き、スペイン語を学びながら通訳ガイドを始めました。

-帰国してからはまたビールバーの経営に戻られたのでしょうか。

祐子さん いいえ、南米にいる間に、帰国しても旅の手配の仕事を続けようと決めました。ある時、将来の自分の人生をシミュレーションしてみたことがあったんです。たまたま近所に自分たち夫婦と同じように、30年ほどお店を切り盛りしている居酒屋さんがあったのですが、そのお店の旦那さんはうつ病、奥さんは口を聞かない、息子さんはキッチンドランカーといった状況で。私ももしかしてこうなるの?私の人生このままで良いのだろうか?と考えたとき、ふと頭の中に南米の光景が過りました(笑)それで、この状況を打開しようと思ったんですね。南米での仕事に注力する決意をしたため、その後夫とは離婚する道を選びました。

■南米で自分のやりたかった夢を叶え、自分らしく生きる

-南米での旅行専門手配会社ではどのような旅行を提供されているのですか?

祐子さん お客さんには、せっかく時間とお金をかけて南米まで来てもらったのだから、興味のあることを全部やってほしい、との思いで旅行を提供しています。大手の旅行会社では企画できないようなツアーを企画していて、リピーターの方もいらっしゃいます。

-南米と日本のビジネスの仕方に違いを感じられたことはありますか?

祐子さん 日本の旅行会社って、マニュアル通りというか、少しビジネスライクな所があると思うんですね。南米の旅行会社は、お客さんに何より楽しんでもらうことが中心。お客さんの要望を聞いて、担当者がよりフレキシブルに対応し、色々な所へお客さんを連れて行ったりもします。

-仕事を通じて、南米と日本の文化の違いは感じられましたか?

祐子さん まったく異なる文化だと思います。日本人の多くは、人生の中心が仕事の方が多いと思います。お給料も、人との出会いも多くは仕事によって決まることが多いですよね。南米はより、人生の中心に自分があるというか。自分を大切にしている人が多いと思います。

■人には、クリスタルのように様々な側面がある

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-祐子さんがライフキャリアの中で大切にされたいことは何でしょうか?

祐子さん 人生って仕事だけではなく、家族やパートナーとの関係など、様々な要素がありますよね。それぞれの要素に対してフレキシブルな関係性を作ることができるよう、自分をコントロールすることが大切だと思います。自分はクリスタルのようにいろいろな側面があるのだから、すべての要素に対してコミュニケーションをとっていくことが大切だと思います。また、私が経験したパートナーとの関係のように、その人生の時期によって適切な関係構築の方法って異なってくると思います。だから、人生のステージによって自分を変化させていくことも大切だと思います。

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人生のターニングポイントを通じて、自分のやりたかった夢を改めて追い求める決意をし、実際に南米で仕事をするという夢を叶えられた祐子さん。自分と仕事、パートナーとの関係にをフレキシブルに変化させていくことが重要なのだと感じられたインタビューでした。

=お話を伺った人=
武内祐子(たけうちゆうこ)さん:1981年、浅草生まれ。これまで70カ国以上を旅し、世界一周や夫婦でのビールバー経営を経験。南米ボリビアで旅行会社の現地支店を立ち上げ、延べ1万人以上の旅行を手配してきた。現在はフリーランスで中南米専門の旅行手配をするほか、旅番組に情報提供をしている。

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ライター紹介

小町栄

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